Written By: Mizuki Hanano

30代に入り、急激な変革期を迎えたマイボディ。
太りにくい体質だったはずが、最近はちょっと気を抜いたらお腹がぷにゅっとしてきて、二の腕に現れはじめた振袖に驚愕する日々です。
そんなとき、SNSで「簡単これだけ!」「毎日たった5分!」なんてトレーニングメニューを見つけたら、前のめりでやりたくなります。
「簡単そうなのにこんな変わるんだ……よし、あとでやろう!!!」
と、とりあえず保存だけして……それっきりになっている動画、ありませんか?
私は保存リストの99%がそれです。
ごく一部は何日かやってみても、ちょっとしたことで一日でも継続に穴が空くと、見事にそこからフェードアウトしてしまい、まったく習慣化できないんですよね。
誰でも簡単に始められると言われることほど、なぜか私は続けられなかったんです。
| こんな「簡単な習慣」すら続かない自分
“簡単なはず”のことが続かないと、落ち込み方もひとしおです。
だって「毎日たった5分」なのに。
時間がないとか、お金がかかるとか、言い訳しようがないのに。
それすらできないってことは、もう100%私の意志の問題じゃん……
そうやってどんどん自分を責めたくなってしまうんですよね。
体を動かして、シュッとした自分を取り戻したいのは本心なのに、その一歩目すら続かない。
続かなかったトレーニングメニューが増えるたびに「やっぱり私はダメだ」という証拠がひとつずつ積み上がっていくような気がしていました。
簡単だと言われているぶん、できない自分がよけいに情けなく見えてしまうのです。
でも今振り返ると、続かなかったのは、意志の弱さだけが原因ではなかった気がします。
一番大きな要因は、そもそも「私の日常」には組み込みにくかったということ。
性格上、強制力がないとできないタイプなので、いつやるか決まっていない宅トレは、逆にいつでもできない。
帰宅後は疲れを言い訳に「たった5分だし、あとでいいや」とずるずるした結果、夜になり「明日でいっか」になりがち。
しかも、無駄に効率厨なので、保存リストにたくさん溜まったトレーニングメニューのなかから「今の私はどれからやるのがベストなんだ……?」と選ぶのにも一苦労です。
何よりその動画たちが保存されているのはSNSやYouTubeという、誘惑が渦巻くスクリーンの中……
保存した動画を開くはずが、流れてきた全然関係ないおすすめ動画に吸い込まれて、気づけばもう寝る時間、なんてこともしょっちゅうでした。
| 続いたのは「全然簡単じゃない」ピラティスだった
そんな私が、今1年以上続けている運動習慣があります。
それは、最近流行りのピラティス。
パーソナルで1回1時間みっちりです。
お金もそれなりにかかるし、SNSで流れてくる優雅な見かけとは正反対で、実際はめちゃくちゃしんどい。
レッスン中、ずっと筋肉がプルプルしていて、毎回汗だく&半泣きです。
SNSで保存しまくっていた「毎日たった5分の簡単ストレッチ!」とは真逆。
全然簡単じゃない!!!
それなのに、楽しくて続いているんです。
で、続いている理由を考えてみると、宅トレの習慣化でつまずいていたところが、ちょうど裏返しになっていることに気づいたんです。

タマイズしてくれるんだから最高です。
そして、レッスン中は当然、スマホを触る暇もありません。
1時間、全集中で自分の体とみっちり向き合います。
すると、通い続けるうちに、自分の体のことやその変化が少しずつわかってきて、ちゃんと身になっている手ごたえがまた続ける意欲に繋がっていく。
そういう良い循環が生まれている気がします。
つまり、続けられる習慣かどうかは、始めるハードルやコストの低さではなく、いかに「自分に噛み合っているか」だったのです。
| 毎日じゃなくても習慣は習慣
ちなみにこのピラティス、ストイックに通っているのかと思いきや、月2回くらいしか行ってません。
正直、体を変えるという意味では、SNSのメニューを毎日5分コツコツやるほうが、変化は出やすいのでしょう。
結果にせっかちな人間なので、私だって本当はそれくらい劇的な変化を感じたい。
でもどうやっても、その毎日コツコツは私の性格や生活スタイルには合わないんだもの……
一方、月にたった2回でも、1時間みっちり自分の体と向き合うスタイルなら、今の私の生活にちゃんと根を張ってくれている。
そこに気づけたので、たかが月2回、されど月2回という気持ちでいられるようになりました。
余裕がある月は1回増やしたりもするし!うん、私、十分頑張ってる!
習慣というとどこか高頻度でないといけないというイメージがありますが、実際は、毎日じゃないと習慣じゃない、なんて決まりはどこにもありません。
月数回のように傍から見たら低い頻度でも、自分のペースで繰り返せているなら、それは立派な習慣だと思うのです。
思えば、私にとっては書くことも同じことが言えます。
個人的にnoteでもエッセイを書いているのですが、これは月に数回、頭の中でネタがまとまったときだけ不定期に更新しています。
月10記事書くこともあれば、1記事しか書けないこともある。
それでも、かれこれ5年半ほど続いています。
こんなふうに、途切れることがあったとしても、細く長くで戻ってこられるなら、それで十分「続いている」と言っていいはずです。
だから、あなたのなかにもきっと、知らないうちに習慣化できていることがあるはずです。
| 続かなかった日々は、まだ探している途中
どれだけ簡単なストレッチすら続かなかったのは、意志だけでなく何か自分に噛み合わないポイントがあったから。
だからこそ、ピラティスのように「これは続けられる」というものに出会えたのは嬉しいし、「やらなきゃ」ではなく「自分でやりたくて、自分のためにやっている」と心から思えます。
今では簡単なことですら続かなかった日々は、失敗の連続ではなく、ただ自分に合うものを探している途中だったと感じられています。
だから、もし今、何かが続かなくて落ち込んでいるなら、それは意志が弱いからではなく、まだ噛み合うもの・やり方に出会っていないだけかもしれません。
合わなかったら、手放していい。また別のものを試してみればいい。
何度でも探し直していいし、何度でも戻ってきていい。
「これなら続きそう」という心の声を聞き逃さず、自分だけの心地よい習慣を見つけていきませんか?
もしかしたら、ハミングのおすすめアイテムにも、あなたの習慣にぴったりのものがあるかもしれません♪
「でも毎日じゃないし……」と、せっかくの習慣に自分でNGを出していませんか?
